面接と試験の心得

面接を受ける

書類選考を通ると、1次選考となりますが、面接だけ行う企業と同時に筆記試験を行う企業があります。 当然、面接のほうが重視され、筆記試験はそれを補足するものですが、選考の要素となることには違いはありませんので、可能な限り対策を施して挑みましょう。
「筆記試験あり」とだけの連絡で、内容に関しての具体的な記載がない場合は、どんな試験をどんな形式で行うか問い合わせてもかまわないでしょう。

筆記試験

・専門知識試験
業界内で必要な知識などを試されます。同業種であれば、今までの知識を整理し、他人に説明できるようにしておきましょう。
・一般常識試験
これは積み重ねが無いと回答できないものです。急に覚えろと言われて覚えられるものではありませんが、時事問題くらいは確認しておいたほうが良いです。
・適正試験
基礎能力を試されます。公務員試験の問題集などを参考に、対策を立てることが出来ます。
・作文試験
論理性、考え方など多くのことが分かる試験。誤字や脱字などが無いよう注意する。課題は職種や業種に関係していることが多く、今までの経験に結び付けると書きやすいでしょう。

面接

選考過程の中で面接は最重要ポイントです。経歴が素晴らしく、提出した書類が良いものでも面接の印象によっては不採用となることもあるので慎重に受けましょう。

面接時の服装

最も大事なのは清潔感であり、服装にこだわらない業種・職場でもスーツを着用しましょう。応募者のレベルが似通っている場合は印象で決められる事もあるので、気をつけましょう。
チェックすべきポイント
・髪型はさっぱりしているか
・ひげやつめは伸びていないか
・シャツにしわがよっていないか
・ネクタイは曲がっていないか
・靴が汚れていないか
・派手な印象ではないか
など、相手に良い印象を与えるように心がけ、女性は特にアクセサリーは控えた方が良いでしょう。

面接時のマナー

・遅刻は厳禁
・入退室のあいさつを忘れずに
・質問には簡潔に分かりやすく答える
・知ったかぶりはしない
・視線は面接官へ向ける
・敬語に注意
などは身だしなみとしては最低限のマナーです。必ず自宅でチェックしてから向かい、会場についてからのトイレなどでもチェックするようにしましょう。

面接で必ずされる質問

よく質問されることには答えを準備し、余計な緊張をしないようにして面接を受けるようにしましょう。
・『これまで職歴について話してください』
今までの業務経験と、それにより得た知識や受けた評価を答えましょう。
必ず質問されることなので、話しやすくまとめておくと良いです。
・『転職(退職)された理由をお聞かせ下さい。』
前職への不満だけ述べて、それを退職理由とするのは良い印象ではないので、前向きな理由を答えるようにしたい。
また在職中の面接でも退職後の面接でも、会社の内部事情や守秘義務のあることを喋るのは面接官には悪い印象を与えますから、注意しましょう。
・『当社を志望された理由はなんですか?』
何故その会社・職種を選んだのかを具体的に話します。しっかりと企業研究をして、給与などではなく、仕事内容について結びつけるようにすると良いでしょう。
転職・退職理由と矛盾しないように答えます。
・『自己PRをして下さい。』
管理部門の場合、専門性が薄くなり、なかなか他人とは違う自己PRはしにくいものです。具体的な業務の内容を細かく挙げて、自分の能力のアピールにつなげましょう。業務上で役に立つ資格があればそれを交えると大きなアピールとなるので、忘れずに!!
・『以上で面接は終了とさせていただきますが、何か質問はありますか?』
面接の最後には必ず質問を求められます。ホームページを閲覧したり、短い面接の中だけで応募先の事が全て分かるはずもありません。「特にありません」では、意欲を疑われる場合もあります。あらかじめ質問を用意してから向かうのが良いでしょう。
例)
○○の資格は応募した業務で生かせますか?
中途採用の方はどれくらいいらっしゃいますか?
面接の後、職場を見学させていただいてよろしいでしょうか?
など、やる気がある事だけ伝わる程度にしましょう。あまり突っ込んだ質問は墓穴を掘る事もあるので、しないようにしましょう。